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インド占星術

2026年9月の運勢|インド占星術で読む全体の流れ

だん みーこ

2026年9月は、インド占星術で見るととても穏やかな、育ちの月です。8月の蝕(グラハン)の季節が過ぎて、空がしずかに落ち着きます。そして月のはじめに、二つの大きな星が、やさしく手を結びます。恒星の空から、9月の惑星の流れを読み解きます。

はじめに——西洋占星術との違い
インド占星術は、実際の星々(恒星帯)を基準とする「サイデリアル方式」を用いるため、西洋占星術とは星座がおよそ一つ分ずれます。ここではラヒリ・アヤナムシャに基づいて、惑星(グラハ)の移動=ゴーチャラを読み解きます。

高揚した木星と、魚座の土星が手を結ぶ月。急がず、やさしく育てるほど、実りが確かになります。

9月の主な惑星の動き

9月全体の流れ

9月のいちばんの見どころは、月がはじまったばかりの9月1日にあります。この日、蟹座で高揚(もっとも力を発揮する状態)している木星と、魚座の土星が、正確な120度で結ばれます。インド占星術で、木星は「知恵・恵み・成長」、土星は「時間・忍耐・かたち」を司る星。その二つが、どちらも水の星座で、やわらかく手を結ぶ配置です。

これは、2026年から2027年にかけて三度くり返される調和のうち、その一度目にあたります。木星と土星は、ふだんはなかなか歩調の合わない星どうし。それが手を結ぶとき、「急がずに続けたことが、ちゃんと形になっていく」という流れが生まれます。すぐに大きな結果が出るというより、水がゆっくり土にしみていくような、静かで確かな追い風です。

9月17日には、太陽が乙女座へ移ります(カニヤー・サンクランティ)。乙女座は、暮らしを整え、体をいたわり、こまやかに手を入れることを司る星座。ここから空気が「整えるモード」に切り替わります。夏の疲れが出やすい時期でもありますから、無理に前へ進もうとせず、身のまわりを整え、食事と眠りをたいせつにする——それが、そのまま開運になる時期です。

そして9月26日ごろから、インドではピトゥル・パクシャという、ご先祖に感謝を捧げる二週間が始まります(10月10日まで)。この期間は、新しいことを大きく始めるよりも、手を合わせ、感謝を伝え、いただいてきたものを思い返す時間にあてられます。

日本のお彼岸と、つながっています
日本では、秋分(9月23日)をはさんだ9月20日から26日が、秋のお彼岸です。ご先祖に手を合わせ、お墓まいりをする一週間ですね。……インドのピトゥル・パクシャは、そのすぐあとから始まります。
遠く離れた国どうしなのに、同じ季節に、同じことをしている。——今年の9月の後半は、日本でもインドでも、「ありがとう」を伝える季節なのです。

背景では、土星が魚座で逆行を続けています(12月10日まで)。逆行というと心配になる方もいらっしゃいますが、インド占星術では、「もう一度ていねいに見直すための時間」と受けとめます。急いで決めたことを確かめ直し、やりかけのままにしていたものに、そっと手を戻す。そういう使い方をすれば、この時期はむしろ味方になってくれます。

良いこと・追い風

蝕の季節が終わり、空がしずかに落ち着きます。高揚した木星の恵みは10月末まで続き、とくに水の星座(蟹・蠍・魚)にはあたたかな支えとなります。9月1日の木星と土星の調和は、こつこつ続けてきたことが形になりはじめる合図。学び、資格、健康づくり、家のこと——時間のかかるものほど、この月に手をかけた分がちゃんと残ります。9月17日からは、暮らしを整えることが、そのまま運を整えることにつながります。

気をつけること

木星と土星の調和は、ゆっくり効いていく追い風です。すぐに結果を求めず、育てる気持ちで。土星が逆行しているあいだは、大きな契約や住まいの決断を急がず、いちど確かめ直す時間をとると安心です。季節の変わり目にあたるので、心と体の疲れにも、どうぞ早めに気づいてあげてください。そして後半のご先祖の季節は、静かに過ごすほど整っていきます。

9月は、走る月ではなく、育てる月。
ゆっくり続けたことが、いちばん遠くまで届きます。

💡 みーこからのひとこと
インド占星術は、同じ空を「もう一つの角度」から見せてくれる占術です。西洋占星術では9月11日の新月や9月27日の満月が主役になりますが、インドの空から見ると、9月は「木星と土星がやさしく手を結び、ご先祖に感謝する月」という、まったく違う表情になります。私の鑑定では、こうした複数の占術を重ねて「あなたの流れ」を確かめていきます。

※本記事はラヒリ・アヤナムシャ(サイデリアル方式)に基づく惑星の移動をもとにしています。日付・時刻は日本時間に換算していますが、サンクランティや星宿の変わり目、ピトゥル・パクシャの開始日は、計算方式や地域の暦により前後する場合があります。個人の出生図(クンダリ)によって影響の出方は異なります。

✦ あなたの流れは、いまどこにいるでしょうか ✦

複数の占術を重ねて、「今の流れ」と「動くべき時期」を
あなただけのかたちで読み解きます。

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